Eコマース
先日、経営相談を受けた美容師さんに、帰りがけにオリジナルのトリートメントをいただきました。
「この商品を売っていきたい。ネットでも販売をしているけどまだ売れてない」
と言われたので気になって帰宅してから調べてみました。
ECショップとECモールの違い
この商品を検索すると、BASEというECサイトから自分のECショップを作って販売していることがわかりました。
販売からすでに8か月が経過しているようです。
「楽天」や「アマゾン」などは、ECモールと呼ばれ、ネット上でショッピングモールのようになっています。
イオンショッピングモールなどに行くと、そもそもお店の名前を知らなくても、そのお店の商品を目にすることができます。
同じように、楽天でヘアトリートメントを探していたら、たまたまその商品に出会うという可能性はありますよね。
でも、ECショップは違います。
ショッピングモールではない沢山のお店が目に見えないネット上にあるわけです。
お店の名前や商品名で検索しなければ、その商品にたどり着く確率はとても低いですよね。
お店も商品も知らない人は、検索できませんから、商品を知るのは難しいですね。
美容インフルエンサーの効果
このトリートメントは、美容インフルエンサーにインスタグラムで投稿してもらっていました。
こういうのを、「タイアップ投稿」と言います。
現在このようにSNSなどで影響力のある人に商品を紹介してもらう「インフルエンサーマーケティング」というのが、とても増えています。
美容インフルエンサーは、現在数千人とも言われます。
フォロワー数が1万人以下の「マイクロインフルエンサー」から、100万人以上のフォロワーがいる「メガインフルエンサーまでさまざまです。
この美容室が依頼したインフルエンサーは、マイクロインフルエンサーでした。
そして、商品を見て「イイネ」をしてくれたのは90人。
インフルエンサーも商売なので、毎日1件しか商品の投稿をしないわけではありません。
一日に数件、同じようにコスメの記事を書いて投稿しているのです。
見ている人は、その記事で商品が自分に合っているのかを判断し、購入します。
Eコマースの難しさ
商品が売れなければ、
- ネットで販売しよう。
- インフルエンサーに宣伝してもらえば大丈夫
と思ってしまいますよね。
ネットで販売すれば、世界中の人に見てもらえる可能性があります。
インフルエンサーに宣伝してもらえば、少なくともその人のフォロワーは見てくれるでしょう。
でも、「見る」と「買う」の間には、とても大きな壁が4つもあるのです。
AIDMA(アイドマ)という壁
消費者の心理に関しては、「AIDMA」という段階があると言われています。
詳しくは、以前書いたブログをご覧ください。↓
「AIDMAとは ~買う人の心理がわかれば、売り方がわかる~」
何を誰に発信するか
今は、ネットを使えば、誰でも無料で世界中に発信することができます。
そして、ネット上に無料で自分のお店を開設できる。
素晴らしいことですね。夢が広がります。
だからこそ、ネット上にある無数の店舗の中から、自分のお店を見つけてもらわないといけない。
そのためには、商品やお店を検索してもらうための道筋が必要です。
この美容院の場合、それが「美容インフルエンサー」だったわけです。
ここまでで、やっと、一定数の人には、お店や商品を見つけてもらうことができました。
次は、
- 商品に「興味」を持ってもらい、
- 「欲しいな」と思ってもらい、
- 「買おう」と思ってもらい、
- 実際に「買う」ところまで。
まだまだ道のりは長いです。
選ばれる理由を打ち出す
大きくて有名で実績のある会社が、沢山のヘアトリートメントを世の中に出し、魅力的なCMを作って流しています。
- 自社のトリートメントは、どんな人に使ってもらいたいのか
- どんな人にだったら、大手のものじゃなくて自社のものの方がお勧めなのか
ちゃんと発信しないと。
せっかくお店を出して、インフルエンサーを使っても夜空に輝く星の一つでしかありません。