長いスプーンの話 ~情けは人の為ならず?~
先週、クライアント様とお話ししている時のこと、
「従業員が協力し合うのって、例えればあの『長いスプーン』みたいなものですよ。」
と言われました。
は?
「何ですかその『長いスプーン』って?
初めて聞きました!」
となりました。
長いスプーンの話
それはこんな話でした。
目の前にすごいごちそうが山のように並んでいて、沢山の人がいます。
人々はみんなとても長いスプーンしか持っていません。
自分の口に運ぼうとすると全然できない。
目の前にあるすごいごちそうは、食べたくても食べられない。
でも、長いスプーンでごちそうをすくい、お互い向かい側の人の口に運べば、みんなでそのごちそうが食べられる
ということでした。
「めっちゃいい話!!この話作った人、天才ですね!」
と興奮する私に、
「みんな知ってますよ。知らないんですか?」
と驚かれてしまいました。
天国と地獄の三尺三寸箸
帰宅してからネット検索してみると、天国と地獄の話として文章が載っていました。
天国と地獄は実は同じ状況。
天国でも地獄でも、目の前にすごいごちそうがあって、みんな長いスプーンを持っています。
地獄の人は自分の分を食べようとするから全然食べられない。
ガリガリに痩せた人たちの不満と怒りが蔓延。
地獄の苦しみを味わっている。
そして、天国の人はその長いスプーンで相手の口に食べ物を運んであげている。
みんな楽しそうにおなか一杯食べている。
幸福で満たされている。
ということでした。
なるほど!
「地獄」は状況じゃなくて、人の気持ちが作っているものかあ。
私にこの話を教えてくれた経営者の方は、
- お互いが協力し合える職場
- 自分のことしか考えない職場
の違いを話してくれたのでした。
この経営者の方が目指す職場が、よくわかりました。
この世界観、大切!
こんなに長く生きているのに、こんないい話を知らなかったなんて、やっぱり人間、一生勉強だなー。
今週も頑張りましょう!