消滅可能性地域に住むということ
消滅可能性地域を実感!
先週の金曜日、私の母校であるこの地域の中学校に行ってきました。
来年、この中学校は無くなるそうです。
前日には、社会福祉協議会に用事があったのですが、すでに別の地域へ移転していました。
気が付いたらこども園も閉園していました。
さらに、2年後には小学校も閉校になると聞きました。
「消滅するってこういうことか」と急に恐ろしくなりました。
自然に人口が減って、ゼロになったら「消滅」だと思っていたのですが、そうじゃない。
行政の機能が次々に失われていく。
これが町が消滅するということなんだなーと思いました。
何というか、
「命を守るためには、その足を切断するしかありません」
と言われているような感覚。
この不安はどこから?
私が不安なのはなぜだろう、と考えると
「行政サービスが受けられなくなったら困る」
ということではなく
「10年後、行政はこの地域をどうするのか」
が見えないことです。
水道の電気も使えるし、除雪車は来てくれる。
広大な山間の土地に点在する住民のための生活インフラの経費はただ事じゃないと思います。
- 最善は尽くしました。
- 力及ばず、すみません。
と、いつ宣告されるのかがわからない。
企業経営でも、将来の市場縮小や事業環境の変化が見えていれば、時間をかけて準備をします。
それを「リスク」とは言いません。
- 何がいつ無くなるのかわからない。
- 気づいた時には、もう選択肢がない。
これは、「リスク」。
一番不安なやつです。
人口減少はすでに見えていたんだから、もっと前に、ダムで村が沈む時みたいに、
「30年後には、この地域は無くなります。移住してください。」
みたいな住民説明会を粘り強く行ってもらった方が、将来備えられましたよね。
必要なのは、ぎりぎりの苦渋の選択じゃなくて、長期的で前向きなグランドデザインですかね。
地域の終活?
学校では、小学生が書いた「ここのいいところ」のリストを見せてもらいました。
「郷土料理がたくさんある」
「優しい言葉をかけてくれる」
「自然がきれい」
などの言葉がいっぱい書かれていました。
おいしい食材、人との温かいつながり、素晴らしい自然環境、などなど・・
本当は、生きていくのに一番大切なものが沢山残されている貴重な地域なんです!
この宝物はぜひ、繋いでいきたい。
「地域の終活」みたいな活動も、前向きにやってみたらいいかも。
みたいな。
こうなると、「終活」というより「地域の事業承継」かな?
消滅可能性地域であることを、今更ながら実感し、ちゃんと考えないと、と思いました。