生き残りのVとは ~すべてはV字カーブ?~
昨日2023年11月11日は、「しんだんしフェスタ2023」というイベントがありました。
第一部と第二部の講演があり、第二部では「琉球アスティーダ」という卓球プロチームを日本一にして、株式上場まで果たした早川社長に登壇していただきました。
沢山のいいお話の中で、「会社はいい時ばかりなわけがない。ガタガタ言うな」というようなお話もありました。
なるほど。
いい時もあれば悪い時もある。
「山あり谷あり」はあたりまえ。
私はそのV字カーブを思い浮かべた時に、全然違う別の「V」の字を思い出してしまいました。
生き残りのV
「コンサル0年目の教科書」という本に書いてあった「V」です。
縦軸に利益率をおきます。
横軸には売上高をおきます。
そして会社を「利益率と売上高」の点で表します。
すると、
とにかくどんな業界の会社でも、
こんなVの線のまわりに存在するというのです。
そしてもちろん、
利益率が低ければ生き残れない。
生き残る可能性があるのは、Vの字の両側にある会社です。
- 売上高は低いけれども、利益率が高い。
- 売上高が高くて、利益率も高い。
- このどちらかだけが、生き残る可能性がある。
と書いてありました。
実際のところは?
「そんなこと当たり前だろー」
と冷静には思えます。
でも実際は、なぜか
お客さんが来なくなると、焦って値段を下げてしまう。
売上を上げようとして利益率を低くする会社が後を絶ちません。
これでは、「V」の字の谷底に向かってしまいます。
売上高よりも利益率
よく「売上向上」とか言います。
世の中には、「販路拡大」のセミナーが溢れ(あふれ)ています。
お客様がたくさん来ると嬉しいし、取引先が増えるとガッツポーズが出ます。
これは、ちゃんと「利益」を確保した上での話です。
売上のために利益を犠牲にするのは本末転倒です。
どんなにつらくても、「利益率」を死守し、売上が上がる努力を続けるほかありません。
早川氏の言葉
そして、今日の早川社長の言葉のように
- いい時もあれば、悪い時もあるのです。
- ガタガタ言わずに、やるべきことをしっかりやり続けていれば、絶対にいい時が来るのです。
- 姿勢を低くしないと、高いジャンプは飛べないのです。
感動的な話を聴きながら、全く別のV字カーブを思い浮かべていた私ですが、最後はうまくつながりました(笑)。