「会社のボイラー、替え時かな?」

など、

買い換えたいと思っている機材や設備はありませんか?



秋田県では、新しい設備が今の設備より5%以上省エネになるなら、

  • 設備の費用
  • 取り付け費用
  • 古い設備の撤去費用など

の一部を助成してくれる制度があります。


「しまった!先日取り換えたばかりだ!」

という会社でも大丈夫。


2022年6月21日以降に注文や契約しているものであれば、すでに支払いを終えていても申請することができます。


当てはまる方は、ぜひ申請してみてください。


省エネ設備更新緊急支援事業補助金とは


原油の価格が高騰しています。


エネルギー消費を抑える省エネ設備に更新することができれば、コストの削減や競争力の強化を図れます。


この補助金は、秋田県内の中小企業の省エネ対策に対する取り組みを支援するために作られました。


概要は次の通りです。


募集期間

2022年11月2日(水)~11月16日(水)


補助対象者

秋田県内に事務所・事業所を持っている中小企業で、個人事業主も含まれます。


対象となる設備

エアコン、ボイラー、照明、工作機械、プレス機械、プラスチック加工機械、冷凍・冷蔵設備、厨房機器など


今の設備と比較して、5%以上の省エネや高効率効果が証明されるものであれば対象になります。


この「証明」は、設備を作っているメーカーや納入業者に、様式第6号「設備比較証明書」を書いてもらうことでOKです。



補助率

2/3以内


補助額

  • 20万円~200万円(製造業)
  • 10万円~100万円(非製造業)


新しい設備に取り換えるには、


  1. 新しい設備の購入費用
  2. 新しい設備の据え付け費用
  3. 前の設備の撤去費用
  4. 前の設備の処分費用


が必要になりますが、2.3.4の費用は、申請する事業費用の50%以下までが補助金の対象です。


省エネが必要なわけ


石油や石炭などの化石燃料は、今の使い方を続けると50年ぐらいで枯渇してしまうと言われています。



日本はこうした資源に恵まれておらず殆どが輸入。


いつもエネルギー問題に振り回されます。


使用する量が少なくなれば、その影響力も少なくすることができます。


そして、化石燃料は燃やすときに二酸化炭素を出しますから、空気中のCO2の濃度が高くなって地球温暖化が加速してしまいます。


2020年の二酸化炭素の濃度の世界平均は413.2ppm。


江戸時代は、278ppmだったらしいですから、そのころの人たちと比べると、だいぶ二酸化炭素濃度の濃い空気の中で私たちは暮らしています。



設備を新しいものに取り換えるだけで、CO2の排出量を少なくすることができるのは、助かりますね。


設備を取り換えるだけで、

  • 二酸化炭素を排出する量が抑えられ、地球環境にやさしい会社になれる
  • 新しい設備で生産性が上がる
  • 省エネ設計の設備で電気代が安くなる

などのメリットがあります。


北海道に六花亭というお菓子の会社がありますが、空調と照明を省エネ設備に取り換えたことで、年間3,000万円以上の電気量の節約になったそうです。


六花亭の取り組みはこちら


注意する点


「新設備追加」は対象外


「今の設備もそのまま使い、新しいものも買う。」

というのでは、省エネにはなりません。


今の設備を処分して、新しいものと取り換える会社が対象です。



募集期間が短い


募集期間は11月2日から16日までの2週間。


それも、先着順。


予算(4億5,000万円)に達した場合は締め切り前であっても受付終了です。


お早めに。


電子申請のみ


「秋田県電子申請・届出サービス」を使った電子申請だけの受付です。


パソコンを持っていない方は、コールセンターに問い合わせてください。


省エネ設備更新緊急支援事業コールセンター

0188-860-5166


こうした補助金は、出すべき書類を抜けもれなくしっかり整えて提出するのが大切です。


詳しくはホームページをご確認ください。

省エネ設備更新緊急支援事業補助金HP