クラウドサービスとは ~ソフトを買う時代は終わった?~
1995年、パソコンのソフトはこんな箱で売られていました。
発売日には長い行列を作って買っている様子がニュースに流れたものです。
ゲームも箱に入った商品を買って、自分で所有するスタイル。
数年後に新しいバージョンが登場すると、その都度買い替えの人が並びます。
でも今はそんな行列を見ることはありません。
お店に買いに行かなくても、入手することができるからです。
ダウンロード版とクラウドサービス
お店に買いに行かなくてもいい理由は、2つ。
- インターネットでダウンロードすることができるから。
- クラウドサービスを利用できるから。
ダウンロード
ダウンロードというのは、単にお店に買いに行く手間を省いてインターネットでソフトを購入する方法です。
お店でパッケージを買うのと同じで、ソフトは自分のパソコンに格納されます。
ネット環境がなくても、自分のパソコンの中でソフトを操作することができます。
そして数年たち、新しいバージョンのものにしたければ、自分でまたそれをダウンロードすることになります。
クラウドサービス
一方、クラウドサービスは、ソフトが自分のパソコンに格納されているわけではなく、どこか遠くに安全に存在しています。
そのどこか遠いところを「雲」をイメージして「クラウド:Cloud」と呼んでいるのです。
使いたいときはネット環境を利用してパソコンやスマホなどにそのソフトを映し出して作業します。
いつでも、どこにいても、ネット環境が利用できる状態さえあれば、インターネットカフェのパソコンでも、友達から借りたスマホでも、ソフトを映し出して作業することができます。
Gmailなどは、クラウドのソフトですね。
自分で新しいバージョンのソフトに買い替えなくても、ソフトの会社が常に雲の上のソフトを最新の状態に更新しておいてくれます。
自分で洗濯機と乾燥機を買って、洗濯するのがダウンロード版のソフトの購入だとすると、クラウドサービスの利用は、コインランドリーで洗濯するようなもの。
コインランドリーだと、自分は洗濯機や乾燥機のメンテナンスをすることもなければ、最新機器に買い替えること必要はありません。
ただその時の使用料を払って利用するだけ。
クラウドサービスも、料金はソフトの購入費用ではなくソフトの利用料ということになります。
多くのものは月額の利用料を支払って利用します。
利用に制限があるものは、無料だったりします。
一つのパソコンに保存されているわけではないので、そのソフトを使える人と使える範囲を決めておけば、その人達が同時に情報を見たり作業したりできたりできます。
クラウドでは、「保存する」という作業がありません。
電話で話をすると、言ったことはすぐに相手に伝わりますよね。
クラウドも「通信」なので、作業したことがすぐにソフトに伝わります。
「パソコンの電源が切れて、せっかく作った資料が消えてしまう」という事件は無くなります。
不便なのは、ネット環境がなければ遠い雲の上にあるソフトを利用することができないこと。
一時的に、パソコンの中に保管してくれる機能があるものもありますが、基本的にはネット環境の中で使います。
クラウド会計
近頃は会計ソフトなども、クラウドサービスが利用できるようになっています。
消費税率が変わったり帳簿の保存方法などの制度が変わってしまっても、常に最新のものを使えるのは楽ですね。
でも、簿記がわからないから税理士さんに丸投げです。
という方でも、
今では仕分けもやってくれるソフトもあります。
私たちがやることは
- 日付を入力
- 取引を選択
- 金額を入力
の3つだけ。
例えば
10月30日に現金で1000円の商品を仕入れたら、
- 「10月30日」を入力
- 「商品を仕入れた(現金)」を選択
- 「1000円」を貸方と借方に入力
振り込みなどの記録がある銀行口座とリンクさせれば、通帳一冊分の取引も、AIを使って瞬時に自動仕分けしてくれます。
ちょっと試してみたいな。
と思った方は、補助金の利用も忘れずに。
デジタル化トライアル事業費補助金
秋田県では、クラウド活用を試そうと思っている中小企業を対象に、
「デジタル化トライアル事業費補助金」があります。
- クラウドサービスの利用料の3か月分、
- 導入時の初期費用
- 機器賃借料
- ネットワーク整備費
の50%が、補助されます。
詳しくはホームページでご確認ください。
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/65079