カイゼンで、山本周五郎を思い出す 


今週末に「カイゼン」のセミナーがあり、その準備をしながらふと山本周五郎の小説の中のセリフを思い出しました。


「大切なのは『どう生きたか』ではなく『どう生きるか』にある」


まさにカイゼンは、今を最善の状態にしようとする行為。


「今までこうだったから」

とかではなく

「今をどうするか」

です。


「こんな問題がある。じゃあどうしよう?」と考えるのは、「今」を分析しているということ。


全員が、常に、「今」を分析!


「カイゼン」、すごいです!


世の中を見てみると・・


そう思って世の中を見てみると「今をどうするか」という考え方が主流になっていると感じます。


パソコンからはしょっちゅう「アップデートしてください」と言われます。


不具合を解消し、一番いい状態を提供しようとしてくれている証拠。


最善への更新のスピード、日に日に加速していますよね。


「今までこうしてきたから」

というセリフが出てくる経営者の会社と

「今こうしている」

というセリフが出てくる経営者の会社とでは、経営状態が全く違います。


山本周五郎のこの小説では、主人公に数々の困難が重なり、死ぬことを考えます。


生きる決心をしたときのセリフがこれです。


どう生きるかを考えていれば、「死ぬ」という判断にはならないですよね。


会社も常に、「どう生きるか」だなーと思いました。