物価がどんどん上がっていますね。


消費者物価指数が前と比べて上がっている状況がずっと続くことを「インフレ」と言います。


バブルの頃もインフレでしたが、なんか違う。



あの頃のインフレと今のインフレ、何が違うの?


と思いますよね。


インフレの原因が違うらしいのです。


デマンドプルインフレ


バブル(1980年代初頭から1990年代初頭)の頃


日本は経済成長をして、土地の価格もどんどんあがりました。


国民はモノを欲しがり、それが買えるおカネもありました。


物価は上がりました。


このように、


モノを欲しがる人がいる。


価格が上がってもモノは買われる。



という条件がそろって、物価は上がり、インフレに。


なんだか景気がいい感じ。


これは、需要が物価を押し上げる「デマンドプルインフレ」と言われるインフレです。


こんなとき政府は、これ以上インフレが過熱するとお金の価値がどんどん低くなってしまうので、お金を借りにくくして落ち着かせようと利上げを行います。


だからこのころは金利も高かったのです。


コストプッシュインフレ


今物価が上昇しているのは、原料が高騰しているから。


戦争でモノの流れが止まり、すべての物価に影響を与えるガソリンが高くなっていて物価を上げざるを得ない。



お客様に買ってもらえないかもしれないと不安におののきながらの値上げです。


バブルの頃とは大違い。


インフレはインフレ


インフレの原因は違っても、インフレはインフレ


物価は上がります。


物価が上がるということは、今まで100円で買えていたアンパンが、100円では買えなくなるということ。


つまりお金をただそのまま握りしめていると、その価値はどんどん下がってきます。


昨日買えたモノが、今日は買えなくなるかも。


どんどんおカネを回さないと。



最低賃金もどんどん引き上げられてきました。



企業でも、人手不足で労働者が欲しい今、賃金は上げないといけない局面ですよね。


賃金上げるしかない。


価格上げるしかない。


日本の株価も上がってきました。


賃金もちゃんと上げる。


そのためには価格もちゃんと上げる。


全て上向きです。


上を向いていきましょう。