生成AIとは ~生成AIを使って実際に会社のロゴを作ってみます~
ChatGPTなどの生成AIが登場して、すごい成長を見せてくれています。
日本政府もChatGPTを国会の答弁や議事録作成に使うということで、職員の方の残業も減りますね。
そこで今回は、生成AIを取り上げます。
生成AIとは
生成AIとは、人工知能が自動的に文章や画像などを作り出す技術です。
最近では、インターネット上でさまざまな生成AIのサービスが提供されていて、誰でも簡単に利用できるようになりました。
代表的なものは、ChatGPTとBingChatです。
どちらもOpenAIというアメリカの研究機関が開発した「GPT」を使っています。
GPTは、大量のデータを処理して言葉にしてくれます。
一長一短ありますが、始めやすいのはマイクロソフト社が提供しているBingChatです。
ChatGPTは独立したアプリなので、「登録して使う」という作業が必要ですが、BingChatのほうはその必要がなく、ネット環境さえあればどこからでも普通に使うことができます。
また、ChatGPTで使っている「GPT-3.5ターボ」より新しい「GPT-4」を使っているので、より新しい情報で判断してくれるし、画像も作ってくれます。
今回は手軽なBingChatを使ってみます。
BingChatで会社のロゴを作る方法
例として、会社のロゴを作ってもらいます。
サイトにアクセス
まずマイクロソフトエッジからインターネットにアクセスします。
AIと会話する
ここから、AIとの会話が始まりますが、目的によって、会話の形式を選ぶことができます。
今回はロゴを作ってもらうので、「より創造的に」にしてみましょう。
「何でも聞いてください」と書かれたところを、「チャットボックス」と呼びます。
ここに「こんにちは」と入力して、生成AIと会話を開始します。
生成AIが「こんにちは、これはBingです。どのようにお手伝いできますか?」と返答してくれます。
要望を伝える。
チャットボックスに言葉を入力して、生成AIにロゴ作成の要望を伝えます。
より詳しく希望を伝えれば、希望に近いものを作ってくれます。
今回はチャットボックスに
「私は、環境に優しい電気自動車の販売会社を経営しています。会社のロゴを作ってください。ロゴは、緑色と白色で、電気自動車のシルエットと「Eco Car」の文字が入っているものがいいです。」
と入力して、生成AIにロゴのイメージや色彩を伝えてみます。
すると、
「ロゴのデザインをお手伝いします。こんな感じでいかがでしょうか?」
と言って、デザインしてくれました。
もっと詳しく伝える
私は、「もっとかわいいのがいいですね。」と伝えてみます。
すると、
かわいいのをデザインしてくれました。
でもよく見ると、文字がでたらめです。
何度か文字を正確に直すように伝えてみたのですが、伝え方が悪かったのかうまくできませんでした。
終了
画像の中に文字を入れるのは得意ではないようです。
あきらめて終了します。
生成AIと共生するために
このように、とても頭がいいかと思うと人間なら間違えないことが苦手だったりします。
付き合っていくとだんだんわかってくるし、どんどん成長しているのもわかります。
BingChatは、日本語で12000文字を記憶することができますから、そこまでは会話が続きます。
それを超えると、まるで最初の会話がなかったことのように、言葉を返されてしまうので、ご注意ください。
私も、「さっき言ったじゃん」と言われることがありますから、BingChat以下かもですが(汗)。
生成AIは、会話の中でお願いしていくだけで、
1. 文章の作成
2. ロゴやイラストの作成
3. アイデアやプランの作成
などを行うことができます。
人工知能と会話する時代が来るなんて思ってもいませんでしたが、とても素敵ですよね。
ただ、会話の中から引き出された言葉やアイディアは、私がAIから教えてもらったものであって、私のアイディアではありません。
AIから教えてもらった情報をもとに、自分の経験や感覚などを生かし、新たなモノづくりをしていけたらいいですね。